

若手社員4人に、現在の仕事について語ってもらいました。(2024.9)

入社から一年以上が経ちました。最初の四ヶ月は研修を行い、すべての部署、関連会社、他市場を周り、青果物の流通経路や市場での仕事について学び、各部署の特徴を把握することが出来ました。その後、部署配属されてからは二ヶ月ごとに二品目を交互に学ばせていただきました。
上司の下につき、補佐として営業の一日の流れや事務業務などを身に着けました。初めは社会人としての礼儀など全く出来ておらず、周りの人から吸収しようとしていました。仕事の流れは、卸売場での作業、取引先との電話対応、パソコンでの事務作業等です。仕事を熟していく中で、日々起こる様々な物事に、柔軟な対応が求められると感じました。その中で大切に感じたことは、産地や部署内での情報共有による状況把握の大切さ、得た情報をいち早く先に伝えるコミュニケーションだと感じました。そのため、天気予報を逐一確認し、出荷量の増減や相場変動を予想し販売スタイルを形成するための目処を立てる必要があります。円滑に損や残荷を出さず販売する価格設定や、より良い方法を確立する難しさを実感しました。
出張の多いこの仕事で私の初めての出張は、北海道の圃場視察でした。始めて行く土地と会う人々から多くの刺激を得ることがありました。そこで、生産者の方と直に話す機会もあり、生産への想いや消費者への想いを聞くことが出来ました。荷物(商品)を預かる自分の立場は責任を伴うということを再確認しました。多くの知識を学び、経験をし、様々な産地へ行ける一人前の担当者に早くなれるように、これからも日々努力していこうと思います。
学生から社会人になったこの一年間で多くのことを学び、経験したことは貴重なことだと感じています。教えていただいたことを自分のものにするために、これから教えていく立場としても自覚を持ち、物事一つ一つに意味を持つように、考えながら行動をしていこうと思います。この一年は去年学んだことを思い出し、物事の優先度を意識して効率よく行動できるように、さらに成長していきたいです。

入社して一年が経過し、様々なことを経験しました。入社してからの四ヶ月間の研修では、各部署を回ったり、農作業を体験したり、他市場を見学させていただいたりしました。
商品管理部の研修では、スイカの積み替えやフォークリフトの練習をしました。入社前に営業として想像していた業務内容とは違っていたので、当時は困惑しながら研修を行っていました。しかし営業での業務として現在は積み替えやフォークリフトでの作業を毎日行っています。実施した研修の一つ一つが、現在の業務に活かされており、非常に有意義な研修であったと感じています。
仲卸研修では、加工業務の現場を経験させていただき、市場から仲卸、量販店、そして消費者へと、青果物の流れを見ることができました。この研修から、青果物が市場から消費者に届くまでを意識して業務に取り組むようになりました。
量販店研修では、市場で見た荷物(商品)が、量販店のバックヤードで加工され、実際にお客さんが購入していく様子を目の当たりにしました。この研修では、実際に青果物が消費者の手に渡る過程を知ることができ、自分たちが青果物の供給を担っていることを、改めて実感しました。
産地研修では、農作業を経験し、農家の方や農協の方の話を聞くことができました。これまで経験したことのない作業や重労働も多く、農業の大変さを学ぶことができました。産地の方々から、現状の作柄や、今後の出荷の見通しなどをお聞きしましたが、その当時の私では、まだまだついていけない内容が多くありました。
そのような中で、産地の方から「市場からの市況には僕らの生活がかかっている」というお話がありました。
当時の私は、市況は伝えるだけの作業だと考えてしまっていました。その話を聞き、産地との関わり方をもっと上司から学ぼうと考えました。そのために上司の電話や上司が実際に産地の方とお会いする際には、どんな話をするのか、どのように情報交換をするのかを注視するようになりました。
部署配属されてからは、上司の補佐として、現場整理や注文の集計、データの入力、一部分荷などの業務をしています。市場の役割である、集荷と相場の決定はまだ出来ませんが、今後さらに経験を積み、担当者として品目を任されるようになりたいと考えています。産地、仲卸、双方の方々から信頼される担当者を目指します。

入社してから一年、私は多くの経験と学びを受けてセントライ青果の一員として成長したと感じています。入社したての頃は上手くやっていけるかと一抹の不安を感じていましたが、研修に関わってくれた社員の方々、共に入社した同期たちが心の支えになりました。
社内外を問わずセントライ青果に関係のある様々な所で研修は行われましたが、中でも産地に直接行って農作業を体験し生産者の生の声を聞いた経験は、今でも仕事に向き合う気持ちの核になっていると思います。
研修の後、季節性の商品や贈答品を取り扱う果実部に興味を抱き志願、晴れて果実部に
配属され、りんご・すいか販売担当と果実個撰と呼ばれる仕事の下に就くことになりました。りんご・すいかの担当ではまだまだ勉強中の身ですが、果実個撰、いわゆるセリの仕事では今年度からセリ人としてセリを行う仕事を頂けました。
セリの仕事は、直近の果実の相場を念頭に入れながら、毎日様々な産地から出荷いただいた果実を競売にかけ、買い手の方々が出した値段で取引をする販売方法です。初めの頃はセリそのものを取り仕切るのが難しく、生産者と買い手双方の満足のいくセリが出来ないこともままありました。ですが、セリ人としての先輩社員の助言や買いに来てくださる仲卸や八百屋の方々のセリに対しての感想が、自分が取り仕切るセリの改善点となり勉強になりました。そのおかげか、生産者と買い手がどちらも納得のいく形でセリができた時の達成感は大きかったです。
正式な配属先が決まった時は、同期の皆は野菜部自分だけ違う道を進む事に少し不安を感じていました。けれどあれからもう一年経ち、今では果実部の一員として仕事に向き合っています。季節の流れを読み、それに対応した営業をする事が一番重要なのだと一年を通して学びましたが、私は四季の一巡分の経験しかしていない、まだまだ新参者です。ここから先、五年、十年と経験して、一人前の販売担当者になって営業することが将来の目標です。そこを目指し、いつか超えた時もまた新たな目標に邁進していく姿勢を大事にしたいです。

野菜部に配属になり、一年が経過いたしました。これまでを振り返ると、業務上で関係する生産者さんや仲卸の社員さん、双方より信頼される担当者になるにはどうするべきなのかを学んだ一年となりました。
私は入社当初、実践に勝る経験はないと思い、早く担当品目を持ちたいと思っていました。なぜなら品目を持てば多くのことを学びながら、失敗もあるかもしれませんが様々な経験ができ、営業スキルも身に付く最短ルートだと思っていました。
そこで、私は直属の上司に青果物を実際に売ってみたいと率直に伝えました。それについて上司は
「品目を早く持ちたいというやる気は伝わった。ただ市場が青果物の値段を決めるということは、生産者の人生を背負っているということだ。まずは営業の基礎基本をしっかり学び、今後大きな壁に当たった場合も、補佐の時に学んだことを思い出し、少しでも役に立ててほしい」と言ってくださいました。
この言葉を聞いて、補佐の時にしか学べないことが沢山あり、学びながら多くの経験を積んでいくことが、とても重要なのだと感じました。
それから私は、上司や周りの先輩、業務上で関係する生産者さん、仲卸の社員さん、それぞれの会話を聞き、なぜ上司は生産者と仲卸の方々に信頼されているのかを考えました。さらに上司同士の会話を聞き、段取りの組み方、需要と供給のバランスの取り方等、自分なりに考えながら、また適宜上司にも教えていただきました。そして知れば知るほど営業の難しさと奥の深さを知り、まだ今の自分のレベルでは担当品目を持つには到底及ばないということを実感し、かつて上司が言ってくださったことの意味を改めて理解いたしました。
こうした経験を経て、今年の10月から実際に担当品目を持ち営業することになりました。これまで学んできたことや上司に教わったことを実践し、上司の教えをより深く理解し、業務上で関係する方々と信頼関係を築けるよう努力して、会社に貢献できる人材になれるように考え、学び続けたいと思います。これまでの一年はインプットの年、これからはアウトプットもしながら、主体的に行動し、努力していこうと思います。
最後に、直属の上司から言われた「信頼関係は相手が何を欲しがっているのかを考え、欲しがっているものを提供することで築くことが出来る」という言葉を常に忘れず、誠実に相手と向き合い、相手の立場に立ち、何をすべきなのか何ができるのか自分なりの答えを出し、誠心誠意実践していこうと思います。