voice of the staff

若手社員7人に、現在の仕事について語ってもらいました。(2021.8)

 20年超勤務した小売会社から転職して1年。この1年は私にとって新たな経験、気づきに満ちたとても充実した期間となりました。理由は大きく3つあります。

1つ目は青果物の流通業界における卸の果たしている機能および役割について、昨今のデジタル化、産直化等の流れにおいてもなお大きなものであることを再認識するとともに、業界特徴について改めて考える機会となったことです。
小売店で青果担当をしての経験から、どちらかというと消費者サイドからの見方が強かった私ですが、卸会社においては消費者サイドよりも生産者サイドからの見方が強いこと、古参の事業者が多く、旧来の規制もあって、エリアごとに棲み分けがなされ競争が緩和されてきたことなどから、従来からの商慣習や“やり方”が残存しやすく、規制緩和の流れの中でも、変化に対してのインセンティブが(少なくとも従業員にとっては)高くはない環境下にあることなどを痛感しました。
現状、現在の卸会社の機能に代替するプレーヤーが明確ではなく直近の危機とは認識しづらいかもしれません。しかし、社会環境、一般消費者の変化による「卸」に求められる役割・機能は確実に変化してきていると考えています。その変化の機微を見逃さないよう、一層業界内外問わず情報を能動的・意識的に獲得していかなければならないと改めて強く考えさせられる機会となりました。

2つ目は、マネジメントの重要性とそれをメンバーに伝え実行させる難しさとやりがいを再確認したことです。
入社後、グループ会社の業務管理を担当させていただき、その再構築に多くの時間を費やしてきました。現場で発生している問題の多くが、管理者のモノの見方とマネジメントに起因しているのではと感じました。計画性、役割分担、権限移譲、指導育成、そしてPDCAサイクル、どれをとってもうまく機能していない状況下にあってどのように改善していくか試行錯誤の毎日です。難しい課題ではありますが、そこには不安よりもやりがいを感じられたことは自身にとっても意外でした。道半ばですが目的を見失うことなく、尽力したいと考えています。 

3つ目は、セントライ青果およびセントライグループの今後について新たな可能性を感じるようになったことです。
これまで、業界特性もあり、会社としては「成長性」より「安定性」、「創造」より「維持・継続」のイメージが強くありました。ただ、様々な意見に触れたり、外部環境の大きな変化を見るにつれ、業界としては間違いなく転換点にあり、だからこそ、将来に向けての新たな価値の創造や成長性も見込めるのではないか、と考えるようになりました。
そのために大切なことは既存の「卸会社」の、あるいはセントライ青果単独の「枠」で思考するのではなく、「グループ」、更には「協業他社も巻き込む」レベルに枠を広げ、思考できるかだと思います。
そして生産者・消費者、世間にどのような新しい価値提供ができるのかを考え抜いていきたいと考えています。
最後に、中途入社にもかかわらず、このような経験と成長の機会を与えていただき感謝いたします。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 この一年を振り返ると、躍進した1年であったと思います。 私は全く異なる職種からの入社で、市場や卸売に触れる機会が全くなく、先ずは野菜や果物を知ることから始まりました。
最初は分からないことも多く、躊躇し失敗ばかりでしたが、先輩や上司の方々からの助言やフォローもあり、成長することができました。私は管理部の一員として経理や会計等の業務に携わりながらも野菜・果実の知識や市場における売買や流通の理解を深めていきました。

そして日々業務をこなしていく中で、特に仕事に対するスピードや正確性であったり上司にに報告・連絡・相談などの情報共有を的確に行う大切さを知りました。限られた時間の中で早く正確に進め、自分が成し遂げた内容を上司に告げる。単純なようで難しく、至らぬ点も多いです。
例えば、一つの作業に多くの時間を使ってしまったことがあります。一言上司に質問や声をかければ解決する問題なのに、自分の中だけで考えようとして時間を無駄にしました。時間を効率的に使って無駄に過ごさないために質問することや相談することは大切なことだと思います。

今後も日頃からお世話になっている職場の方々や会社に感謝をしながら、情報共有を怠らず、精進して参ります。

 入社から一年以上が経ちました。研修を終えた昨年の10月から現在にかけては、担当者の下につき、品目担当になるための勉強をしています。業務としては朝の現場整理、配達、事務所でのデータ入力など補助的業務が大半です。
少し前から品目担当になる練習として一部品目の分荷(商品の割り振り)をさせていただいていますが、後から上司に大きく手直しされる日々が続いています。産地・品質・時期・梱包状態等による品目の特徴とお客様のニーズを合わせることに難しさを感じました。実際に販売していないため、お客様と込み入った話はなかなかできません。
ですが、日々現場で品目の状態を確認したり、上司とお客様との話をきいたり、何人かのお客様と直接電話でやり取りする中で、それぞれの特徴を少しづつつかめてきたのではないかと感じています。
品目担当の最も大きな仕事は、相場と物量の調整だと思います。しかし、現在は出荷者の方々とお話をできる立場ではないため、上司から聞く話をもとにお客様と価格の話をしています。自身の考えと実際の状況にずれがあることもあり、経験と知識のなさを痛感しています。
上司の仕事ぶりを見ると、これまでの経験と広い視野から得た様々な情報をもとに、産地、お客様の両方から信頼を得ていることがわかります。
上司の考えと、自分の考えが一致するようになった時が、品目担当になれる時だと考えているので、少しでも早く上司に近づき、会社の力になれたらと思います。

 入社してから1年4ヶ月が経ち、振り返ってみると、とても多くの経験をさせていただき、大きく成長できた気がします。
研修では、まず現場の仕事をさせていただきました。フォークリフトを用いてのパレット整理、商品の積み替え作業、商品のチェックどの仕事を通して、最初は産地から輸送されてくる荷物の物量に驚きながら、青果物が市場を通して消費者に届くまでの流れを理解することができました。
営業研修では、各部署を週間ごとに先輩社員に付き添う形で回っていき、仕事内容、部の特徴を教えて頂いたり、先輩社員の仕事をされている姿を見させていただきました。各部署により、それぞれ特徴があり、自分にどの部署が合ってるのかあらかじめ把握することができました。 
10月からは、本社の野菜4部に配属され、最初は椎茸の補佐として仕事をさせていただきました。それから、上司のサポートがありながらですが、マッシュルームの販売をさせていただきました。今までとは違い担当品目を持ったことにより責任を伴うので、焦ることもありましたが先輩社員や上司のおかげで少しずつ慣れていくことができました。

今年の4月からは、H社とYM社の商品担当もさせていただきました。マッシュルームでは相場が日々変動することはあまりなかったのですが、H社の品目は需要と供給のバランスで相場が変動するので、相場の感覚を掴むのが難しかったです。相場をしっかり理解するために仲卸や産地などのお客様と日々コミュニケーションを取り、産地状況や販売状況を理解できるように心掛けています。

こうして自分の販売した商品がスーパーの棚に並べられているのを見ると、嬉しくなり、この仕事のやりがいを感じます。入社2年目の今でもミスをしてしまうことは多々あります。1回目のミスはまだ許される部分はありますが、次も同じミスはできないので、1回のミスから学習し、同じミスをしないように心掛けています。

 希望通りの果実部に配属され、販売者となって9ヶ月が経過しました。日々学ぶことばかりで、この9ヶ月はあっという間でした。

販売者となって初めて担当した品目は金柑で、1日10ケース売ることが課題でした。販売の仕方について何の知識もなく不安でしたが、「販売は感覚が大事だから自分が良いと思うようにやってみて」という上司からの言葉を受け、とりあえずやってみることにしました。
最初の1週間は、売りたい値段で販売することができたため順調に思えましたが、翌週は1ケースも思い通りに売ることができず、初めて壁にぶつかりました。うまく販売ができないことは嬉しいことではありませんが、売れなかった理由である、他社から同じ商品が安く入っていたこと、仲卸業者さんの在庫が残っていたことの2点を学ぶきっかけになりました。
販売に慣れてきた矢先、次は中晩柑の販売を任されました。中晩柑は品種が多いため覚えることが多く、数量も多いことから、うまく販売できるか不安でしたが、多くの品目を任せてもらえたことが嬉しかったため、やってやるという気持ちになれました。
中晩柑の販売では、頑張ったと言い切れることが1つあります。それは、不知火の販売数量を伸ばしたことです。これまでの商品は、先輩方が販売してきたものの引継ぎや本社で取り扱っていたものがほとんどでしたが、今回は自分で引いた不知火を100~300ケース入荷し、数量を伸ばすことができたためとても嬉しかったです。

以上の経験から、自分の身になる様々なことを学びましたが、販売をしていく中で一番大切なことは人とコミュニケーションをとり、信頼関係を築き上げていくことであると強く感じました。
もちろん、担当品目の知識も必要ですが、挨拶や日常会話を通して仲良くなり、信頼してもらうことは欠かせません。今後は、日々の業務を楽しみながら取り組めるよう、努めていきたい。

 入社してから一年が経ちました。今この一年間を振り返ってみるとあっという間だったなと思います。

去年の4月に入社して7月までは現場での作業、グループ会社や農家視察研修を経験させていただきました。8月から9月にかけては本社と支社の営業について回り、営業の1日の流れを学びました。10月には支社野菜4部に配属が決まり、きのこアスパラ担当の下前として支社の仲卸業者さんと交流しながら営業職の具体的な仕事を学ばせていただきました 。11月にアスパラを担当することになり、早い段階からいち担当者として本格的に営業職に携わる事ができ、物を売る責任感や苦労、楽しさを実際に体感する事が出来てとても良い経験になっています。
今では担当品目も4月にチンゲン菜、7月にズッキーニ、シシトウ等順調に増えており、配属当初に比べかなり忙しくなりました。
現在は促成品目担当の上司の下で自分の品目を継続して販売しながら、更に品目を増やせるよう日々勉強中です。
少しでも早く一人前になれるよう精進していきます。

 この一年を振り返ると、研修や日々の業務を通じてとても多くの経験をさせて頂きました。
そして先ずは入社前の目標だった、無遅刻無欠席を1年間達成出来てよかったです。
4月から、オクラ担当になりました。販売をしてみて、責任が伴う仕事なんだと改めて実感しました。
それでも上司や先輩方にサポートしていただき、何とか形にはなったのかなと思います。販売をしてみて一番難しいと感じたのは、先を読む力です。2週間先の商談など、目先のことではなく先の事を意識して商談しました。
販売者として1年目なので、わからないことだらけでミスもありますが、日々成長し頑張っていきたいと思います。