■カリフラワーよもやま話
カリフラワーが日本で食べられ始めたのは明治初期の頃ですが、あまり普及せず広く普及し始めたのは、洋食文化が広まり栽培技術の進んだ昭和30年頃から。
国内では徳島県・愛知県・茨城県などで生産が多く、
旬は11月〜3月です。
調理方法は多岐にわたり、サラダや温野菜にしてもよく、カリフラワーのポタージュやピクルスなども定番です。炒め物やシチューやスープのような煮込み料理にも合います。
また加熱に強い野菜ではありますが、新鮮なら生食も可で、生食の方が栄養価が高いです。
白く美しいカリフラワーを作るためには直射日光が当たらないよう外葉を内側に折りこみ、すっかり花蕾を隠してしまうため、栽培には手間がかかります。そのさまは「お姫様のように大事に育てる」と表現されることもあります。
■カリフラワーのなかま

■カリフローレ■
スティックカリフラワーとも。トキタ種苗が開発し、2012年頃
から販売を始めたカリフラワーの一種。

■ロマネスコ■
別名「サンゴ礁」。先のとがったらせん模様の花蕾が特徴。
ローマで作られたといわれ、その歴史は古い(諸説あり)。
■選び方
○ ずっしりと重みがある
○ つぼみが密集し締まっている
○ 外側の葉がしおれていない
○ 軸の切り口がみずみずしく新しい
○ 「す」が入っていない。
■保存方法
常温だと2〜3日ほどもちますが、冷蔵や冷凍でさらに日保ちがします。
■冷蔵の場合:ペーパータオルでカリフラワーのつぼみ部分を含み、全体にラップをかけ、ポリ袋をかぶせて冷蔵室で立たせて保存。
約1週間もちます。
■冷凍の場合:太い茎を落とし、小さな房に分けて塩と酢を入れた熱湯に入れ、1分ほど固ゆでにする。水けをよく拭き取ったら、なるべく重ならないように冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍。
約1か月ほどもちます。